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川の堤防沿いに歩いていくと偶然リンドウを見つける。秋の山野を代表する多年草である。竜胆(りんどう)は、根をかめば竜の胆のように苦いという名である。冷涼な気候を好み、日当たりのよい場所だと次々とつぼみを開かせる。 |
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薬用になる根は、苦味健胃剤として利用される。花はタンポポのように光の刺激に反応し、日中、陽の射すときだけ開き、陽がかげれば閉じる。
夏、切り花用として出回る大型の花は、高原の湿地に生育するエゾリンドウの栽培品種である。りんどうは変種が数多くあり、この仲間同士で雑種ができやすい。 |
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静岡県立森林公園を歩いているときにハルリンドウを見かける。枯れ葉や枯れ枝の間から2〜3pぐらいの漏斗状の青色の花を咲かせている。朝、日光を受けると開花し夕方に閉じる。
田川飛旅子 |
竜胆(りんどう)は 若き日のわが 挫折の色 |
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