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カタクリは、山野に群生する多年草。雑木林の日当たりのよい北斜面を好み、4月上旬かわいいピンク色の花をつける。花の高さは10〜15p。花びらの先はそり返り、奥には濃い紫色の紋がある。花が終わると葉と茎は枯れ、姿を消してしまう。
種はアリの好きな食べ物がついているため、アリはせっせと運ぶ。球根から良い澱粉(デンプン)であるカタクリ粉がとれる。花言葉は「嫉妬」(しっと)
ここのカタクリは、北西斜面に約30,000株が自生し、3月下旬から4月上旬にかけ2週間ほど花を咲かせる。(カタクリの里(標高665m)・旧静岡県磐田郡水窪町。現浜松市天竜区水窪町)
大伴家持 |
物部(もののふ)の 八十少女(やそをとめ)らが 汲むみまがふ
寺井の上の 堅香子(かたかご)の花 |
歌意 |
お寺の井戸に大勢の娘たちがやってきて、賑やかに水を汲んでいる。その傍らに咲くカタクリの花のなんて可憐で美しいことよ。 かたかご(かたくり) |
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愛知県豊田市の瑞龍寺で見かけたカタクリの花。
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