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漢字表記は「栃の木」。山の谷部に自生する落葉高木で、葉は手のひら状に広がる。見上げるような大木になっている。トチの実は、8・9月頃殻が割れて中の種子(栃の実)が落ちる。これを保存しておき、節分、節句、正月等にとち餅を作る。トチの実は、赤褐色でつやがあり栗に似て、でんぷんとタンパク質が豊富に含まれている。日本では古代から主要な食糧として利用されてきたが、あくが強く10日ほどかけてあくを抜いて食用にした。
また、高さ30m、直径4mを越える大物あり、老木になると割れ目が出来る。葉は大きく長さは20〜40cmにもなる、初夏に白い花を付ける。
斎籐隆介著の児童文学『モチモチの木』に登場する木はこの木である。
パリの街路樹として有名なマロニエは、トチノキの仲間で紅色の花を咲かせセイヨウトチノキともいう。実の外皮の表面にとげがあるので区別できる。
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