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バクチノキは、バラ科、博打(ばくち)に負けて着物を脱ぐように樹皮が鱗状に剥げ落ち、その跡が紅黄色のまだら紋様となる。樹皮が剥がれ落ちる様を博打に負けて着物を剥がれるのに例えたという。江戸時代には博徒の信仰の対象になったと何かに書いてあったが、樹木の名前もこうしたいわれを知っていると何だか親しみがわく。
関東地方以西の本州・四国・九州・琉球に分布する常緑高木で、10月頃白い花が咲く。温暖な地域では山地に生育する。乾燥や低温に弱い。葉からバクチ水というのが採取され、咳止め・鎮静剤として使われる。 |
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<ばくちのき>(はだかのき) Prunus Zippeliana Mig
暖地に自生する珍しい樹で、樹皮は灰褐色で5月頃皮が大きく剥げ落ちた後は紅黄色の美しい幹肌になる。皮が剥げ落ちて裸になることからバクチ(博打)の木と名付けられたらしい。葉からバクチ水(せき止め)を作り、材はマホガニー代用として、家具器具に用いられ、八丈島では樹皮からは黄色染料をとる。 |
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<セイヨウバクチノキ>
東南欧州〜小アジア原産の常緑小高木。葉は厚く、長さ10pほどの楕円形。花は白くて小さく、4月頃咲く。 |
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