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モッコクは清澄山より東海道以西、四国、九州の近海地に自生する小喬木である。
本樹は、もともと二株植えられたもののうち、一株が夫婦モッコクとなったものか、三株寄植えしたもののうち二株が癒合(ゆごう)してできたものか、明らかでない。樹高11.6m、目通り幹囲2.6mで、モッコクとしては巨木である。
佐倉城の築城については、「土井利勝が慶長16年(1611)から元和3年(1617)まで7年をかけて完成し規模こそ小さくとも本丸等に種々の庭樹を植え雄大な風格を示した」との伝えがある。
このモッコクは庭樹の一つであったと考えられている。 佐倉市松林寺境内にも巨木が所在する。
千葉県指定天然記念物 佐倉城の夫婦モッコク |
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<兵士が文字を彫り込んだモッコク>
本丸跡に県指定天然記念物の幹に、「昭和十八年十月」「砲隊」といった落書きが掘られている。 |
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