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鉾杉(ほこすぎ)は、標高約850mの山腹の南斜面に開ける三好市東祖谷大枝地区に鎮座する鉾神社の境内にある。元暦2年(1185)の屋島の合戦で敗れた平国盛がこの地に逃れて、鉾を奉納し、鉾神社を祀るのに際して植えられたという伝説があり、別名「国盛杉」とも呼ばれている。
樹高約35m、樹周約11m、樹冠東西約20m、南北約18mある。樹齢は約800年と推定され、樹勢旺盛で樹姿整然とした県下随一の杉の名木である。
うっそうと茂った樹林内にあり、苔むした巨大な樹幹と特色のある、安徳帝や平国盛の伝説と相まって神秘的な威厳と風格を漂わせている。
鉾杉を囲む境内の樹林は、徳島県指定天然記念物「東祖谷の社叢群」の一つ(大枝鉾神社の社叢)にも数えられる貴重な樹林である。 |
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