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<シメコロシノキの根>(絞殺木)
東南アジアなどの熱帯雨林には、絞殺木という異名をもった着生性のオチジクの仲間(インドボダイジュなど)が自生している。絞殺木の種子は発芽すると二種類の根を出し、一つは宿り主の枝や幹にまとわりつき、もう一つは空中に垂れ下がって伸びていく。
空中に垂れ下がっていた根がやがて地面に着くと土の中から養分を吸収して生長が加速され、幹の周りの根は太く堅くなり、新しい根を次々と出し宿り主を網の目のように覆っていき、やがて宿り主を腐らせ、とって代わることになる。このときの様子が「絞め殺す」ように見えるのでこの名がついた。 |
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オーストラリア・ケアンズにある「シメコロシノキ」 |
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