ユキノシタは、山の湿った木陰に自生する常緑多年草。ユキノシタ科。5〜7月頃、20〜50pの花茎を出し、白色の小花を集散花序に付ける。花弁は3枚は小さく2枚は大きい。昔ながらの植物で、薬用効果もあることから民間薬や一年中採れる山菜として親しまれてきた。ユキノシタの名前の由来は、雪の下になっても枯れないから、正に名前の通りである。
効用は、かぶれ、ただれなどに葉のもみ汁を、小児のひきつけにもみ汁を口に含ませるとか、はれもの、しもやけ、ひびには、葉を柔らかくして患部に貼るとかなどいろいろと昔から伝えられている。 |