ミソハギ(禊萩)は、ミソハギ科ミソハギ属の多年草。分布:日本、朝鮮半島。花期:7〜8月。薬用部:全草。効用:下痢・膀胱炎。名の由来は、萩に似て、禊(みそぎ)に使ったことから禊萩、溝に生えるので溝萩とも言われる。
ミソハギは、真夏から初秋にかけて水田のあぜや湿地に生育する。紅紫色の花をたくさんつけて群生する様子は華やかな感じがする。ちょうど旧暦のお盆の頃に花を咲かすので、「盆花」「精霊花」「盆の箸」「水掛草」などの別名もある。
地方では、サトイモの葉に賽の目に切ったナスをのせ、ミソハギの穂先の方を束ねたものに水をつけて、このナスの上に振る。高さ1mほどになり上部で枝分かれする。花は小さいが6つの花弁をもっている。 |