コブシと聞くと千昌夫が歌った「北国の春」を思い出す。「こぶし咲くあのふるさとへ帰りたい」という歌である。北国ではコブシの花が春の到来なのでしょうか。桜より一足早い開花が春を告げるのでしょう。
ハクモクレン(白木蓮)に似ているが、それよりは小さい花です。ハクモクレンとの違いは,コブシの花の下には小さな葉がついているのですぐ区別できる。ハクモクレンは中国原産だが、コブシ(モクレン科)は日本原産です。
コプシという名は、つぼみの姿、あるいは果実の形が、幼児の挙(こぶし)に似ているところからといわれている。
真っ白な花が樹形を覆うように咲いている姿を見ると時間を忘れて立ち止まる。樹形の姿を残すようにコブシの花が落ちている。日本人の感覚を呼び覚ますような気がしてくる。
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