ツバキ科、漢字表記は「姫沙羅」。この木は樹皮が剥がれると趣深い色合いになり、仕上げた面が光沢があって美しいため床柱、内部造作材、フローリングなどに使われている。また、堅硬・強靱な材質から工具類の柄・槌、農具・杖、玩具、印材、家具、船舶等に広く使われている。そして、庭木や公園樹としても植えられている。
白い花はツバキに似ているが、清楚というか気品があるというか上品な印象を受ける。区別は花弁のふちに細かいギザギザがあるのがヒメシャラ(シャラ)である。
石田破郷 |
沙羅(しゃら)の花 捨身の落花 惜しみなし |
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