しだれ梅 |
名古屋市農業センター 名古屋市天白区
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名古屋市農業センターのしだれ梅を見る。しだれ梅もこんなにも多くの種類があることに驚く。入場無料もありがたい。この施設は、名古屋市農業センターのホームページによると次の通りである。
『名古屋市農業センターは、都市農業の振興を図るため昭和40年(1965)4月1日に名古屋市東部の丘陵地に開設されました。創立当初においては、農業技術の普及、指導を行ってきましたが、近年は一般市民の方を対象に、草花の展示や栽培教室、家畜の展示や農業の体験教室を行うなど農業公園として広く開放し、農業知識の学習、体験の場として利用されています。
園内には、牛や鶏などの畜産施設、野菜や花の栽培施設があります。なかでも、天然記念物の鶏(東天紅など)や名古屋コーチンの卵からふ化の様子が見られる展示鶏舎は人気を集めています。ミルク工房では、当センターで搾った牛乳や、これらから作ったアイスクリームを販売しています。』
ここは、「農業に親しむ憩いの場」である。 |
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園内には約700本といわれる多くの梅がある。この限られたスペースでは掲載しきれない。目にとまった梅のいくつかを次に載せる。 |
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<紅枝垂>(ベニシダレ)
花弁は三重くらいで、全開しないため抱え咲きとなる。咲き進むにつれ、花弁の裏は色あせてくる。花形は端正。細枝が多く発生し、このため優しい枝垂れ方となる。
緋梅性、開花期:2月上旬〜3月中旬、紅色、中輪・半八重咲き |
<藤牡丹枝垂>(フジボタンシダレ)
枝垂れの八重咲きなら「藤牡丹」と言われるくらい多く出回っている人気品種の一つ。蕾の先は紫色を帯びるが、花弁は開花すると淡紅色となる。
豊後性、開花期:2月上旬〜3月中旬、淡紅色、大輪・八重咲き |
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<緋の司枝垂>(ヒノツカサシダレ)
花弁は鮮明な緋色。少し波打つため、ほのかな厚味を感じさせる。花弁の数は多くないが、雄しべが多く長いため、花は引き立って見える。早咲き品種。
緋梅性、開花期:1月下旬〜2月下旬、紅色、中輪・八重咲き |
<呉羽枝垂>(クレハシダレ)
満開の花弁は、先がほんのり淡く見える。
開花期:2月上旬〜3月中旬、桃色、中輪・八重咲き |
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<難波枝垂>(ナニワシダレ)
難波性のしだれ梅の代表的品種。花はほんのりと紅紫がかかり、明るく派手なため目立つ。花弁はわずかに折り合わすように開花する。やや樹勢が弱いため、生育が遅い。
難波性、開花期:2月上旬〜3月中旬、紅色、中輪・八重咲き |
<白滝枝垂>(シラタキシダレ)
花着きがよく八重咲きのため、満開になると枝が滝のごとくに見えるところから、この名がつけられたと言われる。花弁の端がわずかに外側に反り返るのも特徴。
野梅性、開花期:2月上旬〜3月中旬、白色、中輪・八重咲き |
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<玉垣枝垂>(タマガキシダレ)
開花すると、花弁の裏が極き薄淡紅色に変化するため、花弁の表と裏の色合いが美しい。青梅市日向和田の日向山明日院の境内に植栽されている古木は有名。
野梅性、開花期:2月上旬〜3月中旬、淡紅色、中輪・八重咲き |
<千鳥枝垂>(チドリシダレ)
花弁には、花柄から弁先に向かって濃い筋が入る。花は開ききらないため、抱え咲きとなる。花着きはよい。立地条件のよい土地では、大輪の花を咲かせる。
紅梅性、開花期:2月上旬〜3月中旬、紅色、中輪・一重咲き |
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<白加賀>(シロカガ)
梅は花の美しいものが観賞用として栽培されてきたが、最近は健康食品として梅酒などの利用が増えている。 |
梅の名前は分からない。密集して咲いており、思わずカメラを向ける。 |
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