<知多の梅園 佐布里池(そうりいけ)>
快晴無風。青空に梅の花がまぶしい。近づくと梅の香りが漂う。春近し。
「佐布里梅」は、明治の初めに鰐部亀蔵さんが桃の木に梅を接ぎ木してつくり出したもので、その実は果肉が厚く、核が小さいのが特徴です。また、酸味が強いので梅漬け、梅酢に最適で、漬物屋に大好評の品種でした。佐布里一帯にうす紅色の花が咲き多くの観梅客が訪れ、にぎわいをみせた時代もありましたが、昭和34年の伊勢湾台風でかなりの被害を受け、さらに佐布里ダムの建設により水没し、佐布里池の梅林は、現在ごく一部が残るのみとなってしまいました。
しかし、地元や愛知県の協力で苗が植られ、今では25種類、約1600本に増え、梅林が復活しました。2月中旬から3月上旬までうす紅色の佐布里梅、白色で一重の白加賀梅、小枝が緑で花は青みがかった白の青軸など、観梅を楽しむことができます。(知多市HPより引用)
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