|
|
|
|
<梅小路機関車庫>
梅小路機関車庫は、JR京都駅から約1.5q西方に位置する。旅客や貨物量の増加等に伴い、京都駅停車場改良工事の一環として、鉄道院西部鉄道管理局の設計、大林組の施工により建設されたもので、大正2年(1913)12月に起工、翌年11月に竣工した。
平面は、転車台を中心にしてほぼ扇形を描く。内部は、機関車駐留場、整備や器械加工を行う器械場、職場に分かれ、20線の引込線を収容する。構造は、鉄筋コンクリート造で、柱と梁からなる明快な立面構成である。
当建造物は、小規模な改修工事は行われているが、ほぼ創建当初の状態を保っていて、わが国に現存する最古の鉄筋コンクリート造機関車庫として、鉄道建設史上大変貴重である。また、機関車の展示施設、機関士の研修施設として日常公開活用されていることが、その価値をいっそう高めている。
重要文化財(建造物)。指定基準:「技術的に優秀なもの」及び「歴史的価値の高いもの。 |
|
|
|
|
|
|
|
C62が牽引するSLスチーム号が走る。客車には乗車できる。(有料) |
|
|