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国鉄で初めて量産された気動車で、各地の非電化ローカル線で活躍。キハ41300形式。定員109人。
●小さなエンジン出力を補うため車体や台車を軽量化し、車輪の軸受にはコロ軸受を採用
●エンジン・逆転機などに国産品を採用
●当初はガソリンエンジン・「機械式変速機」、戦後はディーゼルエンジンを装備
●引退後は私鉄に売却され、晩年は筑波鉄道キハ461として昭和60年(1985)まで在籍
番号 |
キハ41307 |
製造年 |
昭和9年(1934) |
製造所 |
川崎車輌 |
全長 |
16.2m |
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<蒸気列車に代わる鉄道車両・気動車の登場>
全国に鉄道網が広がると、特に地方の路線において、蒸気機関車で列車を運転すると非効率となるケースも見られ、少ない輸送量に適した車両が求められるようになった。明治末期には、客車に小型の蒸気機関を搭載した「蒸気動車」が開発されたが、出力が小さいため普及しなかった。
その後、自動車で実用化されたガソリンエンジンを鉄道車両へ応用した「ガソリン動車(ガソリンカー)」が登場した。蒸気機関車よりも運転操作が簡単で機動性にも優れ、さらに価格も安価だったことから、各地の私鉄をはじめ、国鉄の非電化路線で広く活躍した。 |
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