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昭和31年(1956)の東海道本線全線電化で、東京〜大阪間の長距離運転を可能にした旅客用電気機関車。
●貨物用のEF15形式とともに無点検での長距離運行を可能にした台車の軸受けへの「ローラーベアリング」の採用
●客車暖房用の」蒸気発生装置」を装備
●蒸気発生装置を搭載するため、登場時のデッキつきスタイルを昭和27年(1952)から「流線形車体」に変更
●イメージアップをはかるため、特急牽引機は客車にあわせた明るい塗装を採用
●電気機関車としてEF15形式(202両)につぐ当時最多の172両製造
番号 |
EF58 89 |
製造年 |
昭和31年(1956) |
製造所 |
日立製作所 |
全長 |
19.9m |
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東海道本線の全線電化完成とEF58形式の活躍
第2次世界大戦までに電化された路線は、大都市近郊や碓氷峠など急勾配区間の一部に限られていた。しかし、戦後は電化が積極的に進められることとになった。沼津までだった東海道本線の電化区間の延伸が開始され、静岡・浜松としだいに電化区間がのびていった。
そこで、長距離走行に向く旅客用電気機関車が必要となり、昭和21年(1946)に戦後初の新型電気機関車として登場したEF58形式を増備して使うことになった。昭和27年(1952)からは、客車の暖房用に暖房車を連結しないですむように大型の蒸気発生装置が取り付けられ、特急「つばめ」をひくなど、東海道本線の主力機関車となって活躍した。 |
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