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国鉄最初の本線用国産機関車で、信越本線横川〜軽井沢間の碓氷峠で活躍した「アプト式」機関車。
●急勾配を克服するため「アプト式」を採用
●10000形式(のちのEC40形式)を手本とした「内側台枠」「ロッド式駆動」
●狭いトンネルに対応できる「第三軌条」による集電
●急勾配区間での「摩擦ブレーキ」の連続使用を防ぐ「発電ブレーキ」
●運転台は勾配の下り側(横川方)のみ
●準鉄道記念物 |
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<アプト式線路と鉄マクラギ> (本物)
昭和38年(1963)まで、信越本線横川〜軽井沢間で使われたものです。急勾配を登るため、歯レールと車両の歯車とをかみ合わせて登る。 |
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<ピニオンギアとラックレール>
画像の大きな歯車は「ピニオンギア」と呼ばれている。機関車の内部に置かれた大型のモーターから「ロッド」を介して動力が伝えられ、線路の中央に敷設されている「ラックレール」としっかりかみ合うことにより、急な勾配でも大きな推進力をえることができる。「アプト式」では3枚のラックレールを歯形の位相をずらして設置しており、機関車の「ピニオンギア」も3重の歯車となっている。
<鉄道の難所と有名駅弁>
横川駅ではアプト式廃止後も、全ての列車が停車して、特殊な機関車の連結・解放が行われていた。「峠の釜飯」の販売も続けられ、特急列車が停車するたびに、釜飯を買う人々でホームはにぎわった。 |