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鉄道省が大正10年(1921)から製作した木製車体の電車。
それまでの木製電車と違い運転室が仕切り壁にて独立。京浜線、中央線などで運転され、通勤電車の標準となった。昭和13年(1938)に三信鉄道(現飯田線)、昭和28年(1953)には大井川鉄道へ払い下げられ、その後平成6年(1994)にJR東海が譲り受け、鉄道省時代の姿に復元した。(JR東海リニア・鉄道館にて)
車号 |
モハ1035 |
定員 |
104名 |
製造年 |
大正11年(1922) |
全長 |
16790o |
製造所 |
汽車製造 |
自重 |
36.14t |
○最高速度 95q/h
●木製の車体 |
金属加工技術が未発達の時代、車体は木で製作された |
●独立した運転室と大型の客室扉 |
運転室と客室の仕切壁にガラス窓を設置。スムーズな乗降ができるように大型の扉が片側3ヵ所に設けられた |
●古典的な二重屋根 |
明かりとりの窓を設けるため二重屋根を採用した |
●3等車を示す赤帯 |
車体側面の赤帯は、この車が3等車であることを示した |
●車体の変形を防ぐトラス棒 |
トラス棒のバックルを締めることで、反りが生じる木製車体を正しい形に保つ |
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