|
|
「掛川駅」
天竜浜名湖鉄道の天竜浜名湖線(天浜線)の東端駅。JR東海道線・新幹線への乗換駅である。掛川市南西郷77-20
天竜浜名湖線は、旧国鉄の二俣線を引き継いだ第3セクター天竜浜名湖鉄道が運営する。静岡県掛川市から浜名湖北岸を廻って静岡県湖西市の新所原駅に至る。二俣線は東海道本線のバイパス路線として建設されたものである。ここでは天浜線39駅全駅を紹介する。 |
|
|
|
|
|
「掛川市役所前駅」
掛川市役所前にある。無人駅。掛川市下俣30-3 |
|
|
|
|
|
「西掛川駅」
レトロな感じの電車が入ってくる。無人駅。掛川市大池934-3。 |
|
|
|
<桜木駅本屋及び上りプラットホーム> 国登録有形文化財」
木造の平屋建、切妻造、厚型スレート葺の建物である。改札口には当初の片引き木製建具、待合室には駅務室の切符売場が突き出し、西面には当初のベンチが残存する。二俣線として、最も早い昭和10年(1935)年4月17日に開通した3ケ所の駅の一つである。開通当初の駅名は「遠江桜木」であった。建設年月:昭和10年3月。無人駅。掛川市富部251-5 |
|
|
|
「いこいの広場駅」
駅の近くに掛川市の総合スポーツグランド「いこいの広場」がある。駅前面は田園地帯が広がっている。天浜線が発足した時(昭和62年(1987))にできた駅。無人駅。掛川市細谷531-3。 |
|
|
|
|
|
「細谷駅」
田園地帯の中をワンマンカーが走ってくる。無人駅。掛川市細谷348-3 |
|
|
|
|
|
<原谷駅本屋>(はらのやえき) 国登録有形文化財」
木造の平屋建、切妻造、厚型スレート葺の建物である。北面に当初のベンチが残存する。今も建設当初の木製改札口が現存し、レトロ感をかもし出している。天井は小幅板の鏡張り、背面下屋を支える頬杖が連子状になり特徴的である。二俣線として、最も早い昭和10年(1935)4月17日に開通した3ケ所の駅の一つである。建設年月:昭和10年3月。無人駅。掛川市本郷1416-2 |
|
|
|
|
|
「原田駅」
道路沿いにある無人駅。掛川市幡鎌554-1 |
|
|
|
|
|
「戸綿駅」
駅は道路際の高い位置にある。階段を上がって行くと電車が発車するところであった。無人駅。周智郡森町睦実1579-3 |
|
|
|
|
|
|
|
<遠州森駅本屋及び上りプラットホーム> 国登録有形文化財」
木造の平屋建の本屋、待合室、駅務室からなる。正面右寄りに切妻造りの車寄せが突出する。南面には当初のベンチが残存し、窓の木製建具には当初の古い歪ガラスが嵌(は)められている。改札口の二枚引き腰付けガラス戸も残っている。
この駅舎は、二俣線として掛川から遠州森までの最も早い昭和10年(1935)年4月17日に開通した3ヵ所の駅の一つであり、当時の駅舎がほとんど改変されずに残った貴重な遺構である。開通当初は、「遠江森」という駅名であった。建設年月:昭和10年3月。周智郡森町森980-2 |
|
|
|
|
|
|
|
「森町病院前駅」
天浜線39番目の駅として平成27年(2015)3月に新しく開設された。駅名の通り公立森町病院の前にある無人駅。周智郡森町草ヶ谷37-2 |
|
|
|
「円田駅」
駅近くに神社、寺がある。無人駅。周智郡森町円田1066-2
<遠州一宮 円田郷の由来>
今から千年程度前の永保頃、周智郡の小社であった小国(おぐに)神社が、遠江国第一の鎮守小国一宮社に列せられた。故に、他領を含まない一円の田畑や領民を、小国一宮社が直接支配しこれを遠江国司が認めた土地を円田ということに由来する。
鎌倉期の一宮一山は、本宮山を中心に天宮・森蓮花寺・小国社・国分寺の山寺である岩室寺・北は三倉、南は石川郷・河合郷付近までを支配圏としたようである。円田郷は、粟倉・草ヶ谷・上河原の三ヶ村と谷河郷の一部で、神域宮代と並ぶ重要な郷村であった。
古来、小国一宮社の政治的・経済的拠点であり、付近には一宮預所勅使御座所大城戸、一宮代官職武藤氏の館跡、一宮・天宮舞楽役の左近屋敷などが所在する。 |
|
|
|
|
|
|
|
<遠江一宮駅本屋> 国登録有形文化財」
木造平屋建ての本屋が北面する。正面出入り口には、当初の引き分け腰付ガラスが残存し、正面右寄りに片流れの車寄せを突出させて桟瓦を葺き降ろす。待合室に駅務室の切符売場が突き出し、西面梁間一杯に当初のベンチが残存する。背面に桁行の下屋があり、外壁は縦板張りでできている。二俣線全線が開通する、昭和15年(1940)年6月に合わせて建設された駅舎である。建設年月:昭和15年3月。無人駅。周智郡森町一宮2431-2 |
|
|
|
「敷地駅」
次郎柿と、ころ柿の特産地であるためホームに柿の飾りというのか造形物がある。無人駅。磐田市敷地404-2 |
|
|
|
「豊岡駅」
近くに豊岡梅園がある。無人駅。磐田市新開144-1 |
|
|
|
「上野部駅」
天竜川の際にある。無人駅。磐田市上野部2704-2 |
|
|
|
|
|
<天竜二俣駅本屋・上屋及びプラットホーム> 国登録有形文化財
木造平屋建、切妻造、桟瓦葺、縦板張り外壁の本屋が北面し、上りプラットホーム、下りプラットホームの順に並ぶ。本屋の背面は屋根の葺き降ろしであり、かつては乗降場上屋に使用されていたと思われる。
上り・下りのそれぞれのプラットホームには、木造平屋建、切妻造、波形鉄板葺の上屋があり、この上屋の柱や桁は古レールを転用したものである。古レールは、明治44年(1911)にアメリカのカーネギー製鋼会社で作られたものや、昭和4年(1929)に八幡製鉄所で作られたものがあり、全線開通当寺のさまざまな材料や技術、工夫などを見ることができる貴重な遺構である。開通当時の駅名は「遠江二俣」であった。建設年月日:昭和15年(1940)1月。浜松市天竜区二俣町阿蔵114-2 |
|
|
|
|
|
「二俣本町駅」
徳川家康の嫡男である信康が自害させられた二俣城址に近い。無人駅。浜松市天竜区二俣町二俣1605-7 |
|
|
|
「西鹿島駅」
天竜浜名湖鉄道と遠州鉄道(通称赤電・右端に写っている電車「新浜松〜西鹿島」間)の二つの鉄道が接続する。浜松市天竜区二俣町南鹿島67-4 |
|
|
|
|
|
<岩水寺駅待合所及びプラットホーム> 国登録有形文化財
木造平屋建、切妻造、波形ストレート葺の建物である。妻面は小壁の縦板張り。当初は背面・側面の外壁は無く上屋のみで、平成3年(1991)に外壁が設けられた。
二俣線全通に併せて建設された上屋は、特徴的に造られており、5本の単立柱を利用して、波形のトラスで屋根を支えている。さらなる安全を計り、柱には、古レールを使用した補強が施されている。建設年月日:昭和15年(1940)3月。無人駅。浜松市浜北区根堅1730-2 |
|
|
|
<宮口駅本屋及び上りプラットホーム 宮口駅待合所及び下りプラットホーム>
二俣線全通に併せて建設された宮口駅は、木造平屋建、切妻造、桟瓦葺の本屋が南面にある。正面右寄りに葺き降ろしの車寄が突き出し、背面は乗降場の上屋を兼ねた屋根となっている。コンクリート製布基礎を廻し、外壁は縦板張り。東面には当初の木製改札口の一部が残っている。
プラットホーム上の待合所は木造平屋建ての片流れ、波型鉄板葺の建物。外壁は縦板張りでペンキ塗りされている。前面桁と背面桁・母屋を斜めの繋梁で支えている。天井は小幅板の化粧流し張り、ペンキ塗りの仕上げとなっている。建設年月日:昭和15年(1940)5月。国登録有形文化財。無人駅。浜松市浜北区宮口119-2 |
|
|
|
|
|
|
|
「フルーツパーク駅」
「浜松フルーツパーク」の最寄り駅。無人駅。浜松市北区都田町4072-25 |
|
|
|
|
|
「都田駅」
ピオーネ(巨峰とマスカットの交配種)栽培が盛んな都田地区。無人駅。浜松市北区都田町5563-21 |
|
|
|
|
|
「常葉大学前駅」
常葉大学が出来て造られた無人駅。ホーム前には田園風景が続く。浜松市北区都田町7104-6 |
|
|
|
<金指駅上屋及びプラットホーム> 国登録有形文化財
木造平屋建、切妻造、波形スレート葺の旅客上屋とプラットホームが一体となっている。妻面の上部は縦板目板張りと腰横板張り。乗降場中央に、傾斜した柱を立てて三角形を形成する構造体を三組設置している。その上部は、トラスを組み、棟木・母屋・軒桁を支えている。
なお金指駅建設当初は、プラットホームには上屋(屋根)がなく、全線開通8年後の昭和23年(1948)に上屋が建設された。金指駅舎とプラットホーム建設年月:昭和13年(1938)。浜松市北区引佐町金指1033-2 |
|
|
|
「気賀高校前駅」
気賀高校生の通学のために造られた無人駅。浜松市北区細江町中川4672-3 |
|
|
|
<気賀駅本屋 気賀駅上屋及びプラットホーム> 国登録有形文化財
上屋は、木造平屋建、切妻造、波形スレート葺の建物。柱2本の上の部分にトラスが組まれた小屋組と、棟木・母屋・桁からなる。柱に窓の敷鴨居仕口の痕跡が見られるので、東端の2間は、もとは乗降場待合室であったことが判る。
本屋は、木造平屋建、寄棟造、赤色の洋瓦葺が北面する。外壁はモルタル塗り、腰タイル張り。外部には布基礎状にタイルが張られ、正面入口及び改札口にもタイルを張って意匠的な粋となっている。
待合室内部に、木製ベンチ、木製改札口が当初のまま残っている。駅務室の中には営業開始当初の「昭和拾参年四月壱日 気賀驛営業開始」という札が張られている。建設年月:昭和13年(1938)年3月。無人駅。浜松市北区細江町気賀429-1 |
|
|
|
|
|
<西気賀駅本屋 西気賀駅待合所> 国登録有形文化財
本屋は、木造平屋建、寄棟造、赤色の洋瓦葺が南面する。南東の隅にトラス状に組まれた鉄骨持送りによる庇が付け降ろされ、背面は、下屋、波形スレート葺、鉄製の円柱で屋根を支える。
また、正面入口と背面ホーム側に引き分け木製吊り戸が、待合室の東面一杯には造り付けのベンチと木製改札口がそれぞれ当初のまま良く残されている。
一方、本屋と線路を挟んだ、対面ホーム上にある待合所は、木造平屋建、片流れ、波形スレート葺の建物。正面は開放されている。背面の軒桁と梁は木製の水平ブレースで補強、軒先の梁の先端は曲線に加工され、意匠的な特徴を示している。建設年月:昭和13年(1938)年3月。無人駅。浜松市北区細江町気賀10185-3 |
|
|
|
|
|
「寸座駅」
駅の前面に浜名湖が広がる。無人駅。浜松市北区細江町寸座11136-3 |
|
|
|
|
|
「浜名湖佐久米駅」
冬の期間だけのプレゼント。カモメの飛来というか群舞を見ることができる。スタッフの方から伺うと18年前(撮影時は2015年)から餌付けをしているとのこと。この日は150羽ぐらいだが、多いときは800羽ぐらいはくると話されていた。寒くて風の強い日に多く飛んでくるようだ。無人駅。浜松市北区三ヶ日町佐久米725-9 |
|
|
|
|
|
「東都築駅」
駅前に大きな桜の木がある。無人駅。浜松市北区三ヶ日町都筑1089-4 |
|
|
|
|
|
「都築駅」
手作りパン屋が併設されておりいい匂いが駅舎に漂う。買いに来た人も何人かいた。無人駅。浜松市北区三ヶ日町都筑1789-3 |
|
|
|
<三ケ日駅本屋> 国登録有形文化財
木造平屋建、寄棟造、厚型スレート葺の本屋が北面し、正面右寄りには玄関が突き出ている。背面(南面)及び西面には下屋、鉄板瓦棒葺、旅客上屋がある。窓は木製建具、上りプラットホームへ出る建具は吊り戸からなる。外壁は縦板張り、待合室の西面一杯に当初造付け木製ベンチが残存する。床は小幅板張りで、天井は合板市松張りである。
この駅舎の建設は昭和11年(1936)4月で、新所原・三ケ日間の開通(昭和11年12月1日)に間に合わせて建設された最初期の駅舎の一つである。浜松市北区三ヶ日町三ヶ日1148-3 |
|
|
|
「奥浜名湖駅」
ミカン畑に囲まれている無人駅。浜松市北区三ヶ日町下尾奈1-10 |
|
|
|
|
|
「尾奈駅」
うなぎが魚籠から覗いているトイレが特徴。無人駅。浜松市北区三ヶ日町下尾奈1170-4 |
|
|
|
「知波田駅」
駅と歯科医院を併用した駅舎。無人駅。湖西市太田469-20 |
|
|
|
|
|
「大森駅」
小さな小さな無人駅。湖西市新所5404-1 |
|
|
|
|
|
「アスモ前駅」
自動車部品メーカー「アスモ」のすぐ近くにある無人駅。湖西市岡崎52-3 |
|
|
|
|
|
|
|
「新所原駅」
天竜浜名湖鉄道の天竜浜名湖線(天浜線)の西端駅。JR東海道線への乗換駅である。駅構内にうなぎ屋があって駅と一体となっている。掛川からはここが終着駅だが、掛川駅への始発駅でもある。湖西市新所原三丁目5841-17
天浜線38駅全駅の紹介はここで終了となる。 |