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京都駅から「みやこ路快速」に乗って奈良駅へ向かう。都市化された町中を走ることが多いが、ところどころでのどかな田舎の風景も目につく。沿線の景観は、列車の窓からあっという間に過ぎ去っていく。景色を眺めていると時の経つのも忘れてしまう。 |
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玉水駅に「水難記念」の碑があった。
『昭和28年(1953)8月15日。南山城水害。それはこの町にとっては忘れ難い悲運な記録である。
前夜来の雨は時間雨量150oを超える稀有の集中豪雨となった。そして暗夜の中に猛り狂った水魔は町も人も一瞬のうちに蹂躙。一夜明けた町は107人の犠牲者を含む無惨な受難地獄であった。
当駅も駅舎ホームは文字通り河原と化したが、この石(6トン)は東南約500m先の玉川から押し流されてきたものである。』
列車は順調に進み、木津川を渡っていく。 |
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奈良駅に到着する。快適な鉄道の旅である。 |
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