|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
長浜駅は、JR西日本・北陸本線の駅で、豊臣秀吉(当時は羽柴秀吉)の居城として知られる長浜城の近くにある。播州赤穂と長浜間は新快速列車が往復しており、その区間は関西圏の有力路線になっている。そのため、北陸本線の駅だが京都と長浜の間の路線は琵琶湖線とも呼称されている。
<秀吉と石田三成 出逢いの像>
長浜城主の羽柴秀吉は、鷹狩の途中に観音寺(米原市朝日町)へ立ち寄った。汗をかいた様子の秀吉を見た寺小姓の佐吉少年は、大きな茶碗にぬるいお茶をなみなみと持ってきた。秀吉がもう一杯頼むと、少年は先ほどよりも少し熱いお茶を、茶碗に半分ほど差し出した。そこで秀吉は、さらに一杯所望したところ、今度は小さな茶碗に熱いお茶を入れて出した。秀吉は、茶の入れ方ひとつにも気を配る佐吉少年を気に入り、召し抱えた。この少年が後の石田三成で、この話は「三献の茶」として、今も語り継がれている。
三成は、ここ(長浜駅)から5q東の長浜市石田町の土豪の子として生まれ、今も出生地辺りには官名にちなんだ治部という小字が残っている。また観音寺には、茶の水を汲んだと伝わる井戸が残されている。 |
|