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愛称:たんちょう釧路空港。道東の拠点空港。近隣に釧路湿原国立公園と阿寒摩周国立公園がある。就航している航空会社は日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)、エアドゥ(ADO)、Peach
Aviation(APJ)である。(2022年現在)、 |
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<シマフクロウ>
百年前まで、この地は原始の森が生い茂り、川にはたくさんの魚が群れ泳いでいた。アイヌの人々はこの地をモシリ(人間の大地)と呼び、コタン(集落)をつくり豊かな生活をしていた。こういう土地が好きなシマフクロウもたくさん棲んでいたことでしょう。
翼を広げると1.7mにもなる世界最大のフクロウ、その名は島(北海道)に棲むことに由来する。魚を主に食べるため、水辺近くで、巣を構えられる大木のある林が生活の場所です。
陽が落ちるとシマフクロウの活動が始まる。闇夜の川筋でオスが低く太い声で「ボボーッ」と鳴くと、メスが「ウゥーッ」と応える姿が想像される。
わずかな月明かりでだけで自由に生活するシマフクロウの姿を見て、闇夜を制してコタン(集落)を見守ってくれる神(コタン・コロ・カムイ)と考えたのでしょうか。土地の開発でよって棲むことのできる場所が少なくなったため、今では北海道には120羽ほどしかいないと言われている。(オブジェは実物の約2倍の大きさで制作してある。)
<乳牛>(ホルスタイン種)
釧路管内には約9万ha(東京ドームの約7000個分)の牧草面積があり、そのほとんどが無農薬で栽培されている。そお牧草に夏場を中心に、約12万頭の乳牛が草を食んでおり、安心安全な生乳を約1000戸の酪農家が毎日、朝と晩に搾乳を行っている。牛乳は草を中心に生産されることから、人間の食料と競合しない数少ない食物であり、また完全食品でもある。この牛乳をおいしく毎日飲んでくださることが私たち釧路酪農家の願いです。
私たちが生産する牛乳・乳製品を多く飲んで食べていただくことによって、我が国の食料自給率向上とこの9万haの牧野がまさしく緑多い豊かな「乳と蜜の流れる地」になることを願い、この親子のモデルカウをここに寄贈する。 |
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<タンチョウ>
昭和10年(1935)、国の天然記念物としてわずか10羽ほどで絶滅の危機にあった「タンチョウ」も北海道及び地域自治体の給餌飼育の努力で昭和33年(1958)には、33羽とその数を増やし、特別天然記念物となった。
平成13年(2001)の調査では、807羽、平成14年(2002)には、908羽となり、長年に亘る国並びに地域の保護活動の成果が現れている。更に平成14年度(2002)、国(環境省)では、「タンチョウ」の貴重な生息地である「釧路湿原」の自然再生事業に地域住民と共に取り組みを開始した。
今後とも、「特別記念物タンチョウの保護」と「釧路湿原の保全・再生」にご理解とご協力をお願いします。
(空港入口前のオブジェより) |