1番 |
祖谷のかずら橋ゃ 蜘蛛の巣〈ゆ〉の如く
風も吹かんのに ゆらゆらと
吹かんのに 吹かんのに 風も
風も吹かんのに ゆらゆらと |
2番 |
祖谷のかずら橋ゃ ゆらゆら ゆれど
主と手を引きゃ 怖くない
手を引きゃ 手を引きゃ 主と
主と手を引きゃ 怖くない |
3番 |
祖谷の源内さんは 稗の粉〈ひのこ?〉むせた
お茶がなかったら むせ死ぬる
なかったら なかったら お茶が
お茶がなかったら むせ死ぬる |
4番 |
祖谷のかずら橋ゃ 様となら渡る
落ちて死んでも もろともに
死んでも 死んでも 落ちて
落ちて死んでも もろともに |
5番 |
粉ひき婆さん お年はいくつ
わたしゃひき木と うない歳
ひき木と ひき木と わたしゃ
わたしゃ ひき木と うない歳 |