1番 |
一ツトセ 一人のあの娘(こ)が恋しけりや潮吹く鯨で気をはらせ そいつ豪気だね |
2番 |
二ツトセ 故郷(ふるさと)忘りょか若き身に桂の浜に星が飛ぶ そいつ豪気だね |
3番 |
三ツトセ 南の海や土佐の国革命と自由の生れし地 そいつ豪気だね |
4番 |
四ツトセ 善し悪し騒ぐは野暮な奴飲めや歌へやはね廻れ そいつ豪気だね |
5番 |
五ツトセ 意気は尊い血が燃える黒い女にゃ慕はれる そいつ豪気だね |
6番 |
六ツトセ 無為にや過さぬ三年の元気は御国の宝なり そいつ豪気だね |
7番 |
七ツトセ 泣いちゃいけない気が弱い二十世紀に吼ゆる身じゃ そいつ豪気だね |
8番 |
八ツトセ 優しい心も無いじゃない浦戸の浜に鳴く千鳥 そいつ豪気だね |
9番 |
九この浜よする大浪(おおなみ)はカリフォルニヤの岸を打つ そいつ豪気だね |
10番 |
十ツトセ 時は永劫(えいごう)じゃ常夏の土佐の高校の胸の意気 そいつ豪気だね |
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