「 平戸のうた 」
作詞 藤浦洸
紅のつつじは「きりしま」「ひらど」
昔なつかし カピタン様の
国へたよりの 押し花が
海のむこうの ジャガタラ国の
土にこぼれて咲いたげな
ほんと咲いたげな |
藤浦洸(本名 たかし)
明治31年(1898)9月1日生 長崎県平戸市崎方町
平戸村小学校卒業
県立平戸猶興館中学卒業
私立岡山県興譲館中学卒業
同志社大学神学部中退
慶応義塾大学文学部(仏文専攻)卒業
在学中より詩・少年少女小説を書く。
その後、レコードの作詞により美空ひばり(「悲しき口笛」「東京キッド」)、藤山一郎(ラジオ体操の歌)等の多くのヒットを出す。NHK「二十の扉」(昭和22年(1947)11月〜昭和35年(1960)4月)、「私の秘密」(昭和40年(1965)4月〜昭和42年(1967)3月)のレギュラーとなる。著書「藤浦 洸詩集」(東京美術・刊)他、詩・エッセイ・歌詞など作品多数。
日本作詞家協会会長、日本文芸家協会会長、日本訳詩家協会会長、日本詩人連盟相談役等を歴任。1964年、NHK放送文化賞を受賞。1976年、勲三等瑞宝章受章。 |