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稲沢市祖父江町にはイチョウの木が数多く植えられている。数多くといっても何本になるのか見当もつかないくらい多い。まるでイチョウの森の中に町があるような雰囲気である。屋敷まわりや神社、仏閣のまわり、畑にも、家々にも樹齢何十年にもなるような大木もある。イチョウの実がぎんなん(銀杏)です。
元々は、伊吹山からの吹きおろしを防ぐために植えられたということだが、100年ぐらい前から生産を目的にぎんなん栽培が行われてきた。祖父江町は、銀杏の生産量日本一を誇る町です。晩秋には町が黄金色に染まり、その中で「そぶえイチョウ黄葉まつり」が開催される。 |
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屋敷ぎんなんともいわれている祖父江町の住家には、屋敷内にも植えられている。しかもかなりの大木になっている。
イチョウの葉は、普段は緑色をしている。晩秋になり気温が低くなってくるとカロチノイド(黄色の色素)が目立ってくるためである。緑色の色素はクロロフィルだが、これがしだいに分解されていく。 |
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銀杏には、タンパク質、脂質、炭水化物、カリウム、リン、カロテン、ビタミン類など多くの栄養素が含まれており、滋養強壮、高血圧防止、視力回復など、また、漢方では咳止めの成分として使われている。
銀杏は多肉で匂いが強く、その汁が手につくとかぶれることもある。ゴム手袋の着用など様々な工夫をして栽培をしている。 |