|
|
|
|
|
|
|
|
大晦日の晩、それぞれの集落の青年たちがナマハゲに扮して。「泣く子はいねがー、親の言うこと聞がね子はいねがー」「ここの家の嫁は早起きするがー」などと大声で叫びながら地域の家々を巡る。
男鹿の人々にとってナマハゲは、怠け心を戒め、無病息災・田畑の実り・山の幸・海の幸をもたらす、年の節目にやってくる来訪神です。ナマハゲを迎える家では、昔から伝わる作法により料理や酒を準備して丁重にもてなす。
男鹿市内の「ナマハゲ行事」は、かつて小正月に行われていたが、現在は約50の集落で12月31日の大晦日に行われている。
昭和53年(1978)「男鹿のナマハゲ」として国重要無形民俗文化財に指定された。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
「真山」は本山の北側、峰続きにあり標高が567mです。真山は新山とも書かれるが、また湧出山とも称された。本山と同じく名山として古くから山岳信仰の場となり崇敬されてきた。ここも本山と同様平安時代から天台宗の道場となり、熊野信仰の影響を受けて熊野の新宮になぞられ真山と呼ばれてと言われている。
真山の麓には真山神社があるが、ここには門前と同様の鬼による九十九段の石段伝説が残っている。
男鹿のほとんどの集落ではなまはげが本山・真山の「お山」から訪れるとされている。真山はなまはげと深い関わりを持つ山です。 |
|
|
|
<ナマハゲの語源>
冬、囲炉裏(いろり)で長く暖をとっていると、手足に火型(火班)ができる。これを方言で「ナモミ」と言うが、怠ける心を戒めるための「ナモミ剥ぎ」が「ナハマゲ」になったと言われている。
「ナモミ剥ぎ」は新年を迎えるにあたっての祝福の意味もあり、子供や初嫁といった家の新しい構成員が対象とされた。
<男鹿真山伝承館>
この建物は明治40年(1907)に建てられた民家を移築したもので、男鹿地域の農家建築の特色をよく残しており、国の登録有形文化財になっている。 |