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等身大の雛人形は、好光人形店二代目の人形師藪崎好光氏により作られた。高さは、座っている雛人形が80〜90p、随身は120pほどです。
好光氏は、東京浅草で歌舞伎の「活き人形(等身大人形)」を見て自分も手掛けてみたいと思い、東京の人形師に師事して、自らの技術向上のために制作を始めたといわれている。
等身大の雛人形は、作者が昭和40年(1965)65歳のときに制作を始め、昭和44年(1969)68歳のときに完成した。現在、内裏雛2体(親王、親王妃)、随身(左大臣、右大臣)2体、三人官女、五人囃子、仕丁3体の計15体が柏屋に保存されている。
胸や肩の盛り上がりは胴体のワラ胴におがくず(桐の引き屑)と糊を練り合わせたもので重ね塗りをし、顔や手は型の上におがくずと糊の塗り重ねで立体感を出している。また、目はガラス玉を使用している。 |
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好光氏は、平成4年(1992)に91歳で亡くなるまで、等身大の人形を40体ほど作ったが、現在この16体が残っているのみである。
この雛人形は、平成17年(2005)に岡部町へ寄贈され、平成18年(2006)から展示されている。 |
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