原型作り |
粘土で作った原型を木枠の中に入れ、樹脂などを流し込んで人形の型を取る。この型は「かま」と呼ばれ、原型の前半分の型と後ろ半分の型の二つに分かれる。 |
かま詰め |
「桐粉」に「正麩糊(しょうふよう)」を混ぜて作った「桐塑」を「かま」の中に詰めて、前後を合わせて一本にする。 |
ぬき |
「かま」の上半分をはずし、はみ出した部分を竹べらで取り除いた後、下のかまを横にして、人形の原型を取り出す。 |
木地ごしらえ |
よく乾燥した後、体の凹凸やひび割れを竹べらで補整、やすりがけで補修して、人形の原型を完全な形へと仕上げる。 |
胡粉塗り |
胡粉(ごふん:貝殻を焼いて作った白色の顔料)を膠(にかわ)で溶かして人形の原型に塗る。 |
筋彫り |
胡粉が乾いたら布を木目込むための溝作り(筋彫り)を彫刻刀などを使って行う。 |
木目込み |
溝に糊を入れ、型紙に合わせて切った布地を目打ちやへらを使って押さえ入れる。 |
面相書き |
人形の顔を慎重に丁寧に描く。 |
仕上げ |
頭や手を取りつけ、髪の毛をブラしで整えて仕上げる。 |