蛤の吸い物 |
蛤は、平安時代には「貝合わせ」遊びなどで知られ、仲の良い夫婦を表し、一人の人と添い遂げるようにという願いが込められた縁起物として食べられた。 |
菱餅 |
上から赤白緑の三色の餅を菱形に切り重ねて飾る。赤は厄払いや桃の花、白は清浄、緑は健康や長寿、菱形は大地や心臓を表すなど諸説ある。赤は解毒作用があるといわれる梔子(くちなし)の実、白色は血圧を下げるといわれる菱(ひし)の実、緑色は造血作用がある蓬(よもぎ)で色づけされる。 |
雛あられ |
赤、白、緑、黄の4色で四季を表すとか、白は雪、緑は木々の芽、赤は生命などの説もある。 |
白酒 |
平安時代からの風習である上巳(桃の節句)に、室町時代頃から桃の花を浸した酒(桃花酒)を飲んでいたものが変化したとされている。邪気払いや気力・体力の充実をもたらすとされていた。
現在の白酒は、江戸時代初期に「山川酒」として製造・販売された濁り酒がもととなったと言われている。 |