|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
地の底から伝わるような大太鼓の響き。遠州灘に打ち寄せる波の音と呼び交すように身体を震わすその音は、遠い祖先の記憶を呼び起します。豊漁を祈願して岐佐神社の祭礼に行われる大太鼓まつりは、海とともに生きてきた人々の想いを、振りおろす大バチとこぶしに込め、熱く、激しく、港町の心を奮い立たせます。
町の東西口に幟を立て、家々の門口に立てた笹を縄でつなぎ、砂で清めます。次に祭りの象徴でもある太鼓を組み立て、祭り直前に締め直します。太鼓の皮がピンと張られると、いよいよ祭りの始まりです。青年と少年による8張りの大太鼓を野球のバットのようなバチで豪快にたたきまくる様は圧巻。勇壮な音がとどろいて、海に生きる人々の魂を揺さぶります。これに女衆らの手踊りが加わって通りを練り歩き、町中が祭りの熱気に包まれます。
舞阪町の祭典に欠かせない大太鼓。いまではその大きさと迫力が町の象徴ともなっていますが、明治中期までは直径約60センチ、大正時代には約1.2メートルの小さなものが使用されていました。しかし、昭和の初期から次第に太鼓とその音の大きさを競い合うようになり、昭和9年には直径約1.8メートル、昭和12年には約2.2メートルという、当時では類をみない大きさの太鼓が作られ、町民を驚かせました。現在では直径約2.5メートルが最大です。(旧舞阪町HPより引用) |
|
|
|
|
|
|
|
旧暦9月14,15日に行われる岐佐神社の祭典で、豊漁を祈願して盛大に行われる大太鼓祭り。御神輿、大太鼓、屋台が町内を練り歩く。御神輿の渡御にともなう余興がこの祭りの由来です。 |
|