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「音楽と楽器の街・浜松」に今年も熱くうねる、楽器と踊りの祭典。各地の踊り子たちが繰り広げる豪華絢爛の舞を刮目(かつもく)せよ。
<「がんこ祭」って何>
平成13年(2001)から始まった「浜松よさこい祭」も回を重ねるごとにパワーアップしていくこの祭りは、平成17年(2005)より「がんこ祭」と名前を改め、浜松祭に次ぐ「がんこ」な祭として、少しずつ成長している。参加チームも年々増え続け、全国から集まってくる踊り子たちの魂のこもった熱い踊りが、浜松を熱狂と感動の渦に導く。
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<浜松よさこい「がんこ祭」のルーツ>
『がんこ』とは、遠州地方(静岡県西部地方)の方言で「すごい」「とても」「非常に」のような意味を持つ。よって、『がんこ祭り』とは「超祭り」「す〜ごく祭り」ということで、遠州ならではの究極の祭りを目指し命名された。今までは、「よさこい祭り」のゴールデンルールである、『鳴子を持って踊ること』というのが参加条件となっていたが、これが『がんこ祭り』では『楽器を持って踊る』というルールに変わった。つまり、楽器であれば何でもOK!ということです。浜松に根ざした独特の祭りとなり、活気ある街づくりに貢献したいと考えます。
<歴史>
「よさこい祭り」は、昭和29年、戦後の不況の中で高知県商工会議所が中心となり、経済復興・地域興しを目的とし、土佐の高知で誕生した。徳島の阿波踊りに対抗してできたとも言われている。それが、今から13年前に「YOSAKOIソーラン祭り」がスタートしたのを始めとして、全国に飛び火し、今では45の都道府県で「よさこいスタイル」の祭りが展開しているそうです。毎年8月に行われる本場高知では、全国大会も開催されたり、「よさこい甲子園」と銘打って、中高生のみの大会も開かれる程、今や日本を代表する祭りになろう勢いで全国各地に広まっている。
<鳴子>
よさこいには欠かせない楽器が「鳴子」です。これを持って踊ることが、よさこい祭りのゴールデンルールとされている。元来、田畑に吊してスズメなどを追い払うための農具からヒントを得て、考案されたそうです。伝統的な形は、しゃもじ程度の大きさで朱色の木製ボディに黒と黄色のバチがついているが、現在ではチームの衣装に合わせて色や材質、形までアレンジして使用しているところも多く見られる。今回の「がんこ祭り」では、楽器(鳴子を含む)を持てば誰でも参加できるというルールになった。”楽器の町・浜松”ということで浜松の地域色を生かし、地域に根ざしたお祭りを!という思いからルール改正に至った。今後、浜松ならではの独自のよさこい文化を追求していく。
<踊り>
参加ルールでは、「鳴子を持って踊ること」としか記されていない。「がんこ祭り」でも、楽器を持って踊ること以外には、何の規定もない。つまり自由なのです。「よさこい」という踊りのジャンルも無いので、ジャズダンス、ヒッピホップ、エアロビクス、ベリーダンス、等々、チームによって個性溢れるパフォーマンスが楽しめる。振り付けは、有名なプロの振付師に依頼しているチームから、仲間同士でアイディアを出し合って作るチームもある。街が舞台ということで、大空の下で全身を使った表現が見ている側にもより大きなインパクトを与えるし、祭りならではの掛け声や気合いの入れ方も、よさこいならではです。
<衣装>
踊りを生かすも殺すも、これが鍵を握っていたりする。チームによって、色も形もデザインもより様々です。元々は浴衣姿が主流だったようだが、ルールとしては自由なため、長半纏(はんてん)、法被姿、民族衣装、スーツ姿、等々個性豊かです。
<音楽>
高知では、参加するにあたって「曲の一部によさこい節をのフレーズを挿入すればアレンジは自由」というルールがある。北海道では、「ソーラン節」のメロディが少しでも入っていればよいというルールです。浜松や他地域の「よさこいスタイル」のお祭りでも曲の一部にその地方の民謡などが挿入されていればよい、というのが一般的です。アレンジは自由なので、盆踊りのようなものから、ロック、サンバ、ヒップホップ、ジャズ、テクノ、ソウルなどジャンルも様々です。このような自由度の高さが、よさこいが若い人達に受け入れられ、日本全国に広まった大きな理由の一つである。
<「がんこ」とは>
「がんこ」とは、遠州地方(静岡県西部地方)の方言で「すごい」「とても」「非常に」のような意味をもつ言葉です。(がんこ祭りパンフより)
<私見>
この「よさこい」祭りの原則論は、これからの時代の先を見通しているのではないか、と私は考える。 |
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よさこい祭りは、昭和29年8月高知市民の健康と繁栄を祈願し商店街進行を促すため高知商工会議所が中心となり始まった。徳島の阿波踊りに対抗してできたらしい。「よさこい節」という民謡が基になっており、150人規模のチームがアーケードを爆音と共にパレードする様は圧巻。それが、札幌の学生によって北海道に渡り、「ソーラン節」とミックスされたのが「YOSAKOIソーラン祭り」。これが爆発的に全国へ広まり、今では、45都道府県にて「よさこい関連のイベント」が行われている。浜松よさこい祭りの歴史は浅いが、これから大きなうねりとなって広がっていく予感がする。期待したい。 |