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龍安寺石庭の前で石の象を描く外国人。
石の象(かたち)、石群、その集合、離散、遠近、起伏、禅的、哲学的に見る人の思想、信条によって多岐に解されている。観自在。
<龍安寺>
もと徳大寺家の別荘を、宝徳2年(1450に細川勝元が譲り受け、禅寺に改めたが、戦災で焼失し、明応8年(1499)細川政元が再興した。美しい鏡容池は藤原時代の由緒をとどめ、方丈前庭の枯山水庭園は俗に虎の子渡しと称されて有名である。
禅では自己が、「三昧」「無」になりきることによって自他一如の世界を自覚し、その自覚を通して出てくるものは、山川草木ことごとく神、仏であるとするが、この庭はそうした禅の極致を表現した永遠に新しい庭といわれ、時間、空間を超えて、静かに心眼をひらき自問、自答するにふさわしい庭といえよう。 |
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