<粽菜>(ちまきな)
粽の名は、平安時代の十世紀、『延喜式』(延喜5年(905)の勅により、宮中の儀式作法、諸国の恒例などをまとめた書物)に、早くもみえている、もち米を茅や萱で巻いたところから、名が起こったといわれている。室町時代のころ、「篠粽」(ささちまき)などがあり、元禄年間のころには、「笹ノ葉付」の「チマキ」の名がみえる。が、桃山時代、京都の川端道喜がはじめたものが、人々に愛賞されて、今日の形をつくったということです。
ここに、広島菜の原菜を巻き、粽のゆかりを求め、「山豊」の「粽菜」を創製した。芸州安佐の沃土の産物の品々の妙味をつくしている。(山豊の説明文) |