「初天神」で土曜ということもあって大変な混み具合でした。長五郎餅はこの辺では有名らしく、初天神ということで出店していました。セットで300円という値段に惹かれました。
後日、調べた結果、この長五郎餅は、天正15年(1587)豊臣秀吉が開いた北野大茶会の際用いられた餅でした。
「長五郎餅本舗」のHPからこの餅の由来を下記に記す。
京都・北野天満宮の縁日になると決まって現れる一人の老人がいた。境内の出店の者に小さな餅(もち)を5、6個売ると去って行く。どこから来てどこへ帰るのか誰も知らない。
薄い餅皮にあんを包んだ上品な餅で、次第に評判になった。ある時、一人が老人に尋ねると「河内屋長五郎」と名乗った。天正15(1587)年10月、九州平定を終えた豊臣秀吉は北野天満宮の松原で大茶会を催すことになり、市中に高札を掲げて上下の別なく参加を呼びかけた。
長五郎も出店仲間に言われて茶屋を出し、秀吉に餅を献上したところ大層気に入られ、「以後『長五郎餅』と名乗るべし」と命名されたという。(S.M
さんより) |