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佐藤春夫(1892〜1964)詩人、小説家。昭和2年から、終焉の昭和39年5月6日まで住み、詩作、創作に励んだ異国風の住居のあった地。旧居は、昭和60年、生地和歌山県新宮市に移築、保存されている。
春夫は、明治43年(1910)上京、団子坂上の森鴎外の観潮楼向かいに下宿して、慶應義塾大学に学ぶ。与謝野鉄幹、永井荷風らに師事し、詩、小説に多くの名作を残した。文芸時評、文芸史論の評価も高い。代表作は「純情詩集」(大正10年)「田園の憂鬱」(大正8年)「晶子曼荼羅」(昭和29年)など。昭和23年、芸術院会員、昭和35年、文化勲章受章。
上京以来、2度ほど区外にでたほかは、47年間、千駄木、向丘、本駒込などに住み、文京区歌の作詞者(昭和26年制定)としても親しまれてきた。
京都府知恩院が本墓であるが、伝通院にも分骨され、夫人ととも眠る。 |
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