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金沢翔子さんの素晴らしい作品を多くの人々に届けたいという気持ちから、このHPを掲載しています。 |
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<龍> 金澤翔子奉納
思いのままに自由に書き上げたこの作品は、龍が元気よく舞い上がり、天を力強く泳いでいるようです。この床の間にも奉納してくれるというお話をいただき、書く文字はお任せしました。翔子さんは「龍雲寺だから、龍」 そう言ってこの書を書き上げてくれました。
龍は、仏教では仏の教えを守る守護の生き物です。
成道後、お釈迦様が座禅をしていると、突然暴風雨がお釈迦様を襲いました。すると、ムチリンダ龍王という龍が現れ、お釈迦様の身体に巻き付け、頭を覆い、お釈迦様を守ったとされます。ムチリンダ龍王は、その後、人間に姿を変え、お釈迦様に帰依したそうです。
お釈迦様は、暴風雨が襲いましたが、私たちも日々の暮らしの中で、様々なものに襲われます。どれだけ物があっても欲しがる枯れることのない欲求、ついつい怠けてしまう心、相手を偏見の目で見てしまう心、日々様々なものに悪い思いに襲われます。お釈迦様は、ムチリンダ龍王が守ってくれましたが、あなたにはあなたの心を支え、励まし、叱咤する仲間や機会があるのでしょうか?
お寺は、皆さんの心の龍王になりたいと思っております。
翔子さんの書を見て、庭園を見て、自分の素晴らしい心を守りましょう。 |
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<般若心経>
六年前の世界一大きい般若心経奉納記念「の書展の後、師匠である柳田先生や金澤さんとお話ししていく中で、翔子さんに書家として新たな事にチャレンジを続けて欲しいとお願いし、新作を十年続ける計画が決まりました。
テーマは「般若心経」。翔子さんにとって縁の深いテーマです。般若心経が伝えたい「空」の心で日々を過ごす翔子さん。そんな翔子さんが新しい般若心経に挑みます。
般若心経を十節に分け、屏風一つに毎年書き上げ龍雲寺に奉納し発表していく十年計画。年ごとに違うものもでる出るでしょうし、新しい書法にも挑戦するでしょう。あと五年で、十個の屏風に般若心経が完成します。(新作 十年にわたる挑戦(5年目))
本年の一節は
「是故空中 無色 無受想行識 無眼耳鼻舌身 無色声香味触法 無眼界 乃至無意識界」
簡単に訳すなら
「この世は何も決まっていない。この語感で感じる世界すらも何も決まっていない。心でそう思い込んでいる世界。生き方を難しくしているのは自分の心なのでは?何事にも執着せず、こだわらず、プライドにも縛られない。素直に生きる。他者の事も決めつけず寛容な心を持つ。それだけで今の暮らしのままでも、幸せな生き方になるでしょう」
翔子さんが、コロナで振り回される私たちに何が大切か教えてくれているようです。みんなで幸せに生きようね と。 |
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世界一大きい般若心経 |