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松本城は、姫路城、彦根城、犬山城とともに四つの国宝城郭のひとつです。以前は深志城と呼ばれていた。別名は烏城(からすじょう)とも呼ばれ親しまれている。全国に12ある天守のある城郭で、安土桃山時代後期から江戸時代初期にかけて建造されている。
戦国時代、甲斐武田氏が松本に侵攻し、深志城を拠点として松本平を支配下においた。武田氏滅亡後は、徳川家康の配下となった小笠原貞慶が、松本城と改名した。
その後、豊臣秀吉による小田原征伐の結果、徳川家康の関東移封が行われた。当時の松本城主小笠原秀政も下総古河へと移った。代わりに石川数正が入城し、石川数正とその子康長が、天守を始め、城郭、城下町の整備を行った。松本城が黒いのは、石川氏の豊臣秀吉への忠誠のしるしと思われている。秀吉の建てた大坂城は黒で統一されていたのである。
大坂の陣以後は、松平、水野家が代々居城とした。享保12年(1727)、本丸御殿が焼失した。
明治になって大改修が行われ、昭和11年(1936)、国宝に指定された。(M.Mさんより) |
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