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姫路城が世界遺産に登録された日ということで入場無料であった。入場最終時刻は午後4時。そのことを知らせる案内放送が流れる。残り時間は5分。走って入場口へ、既に4時を少しだけ過ぎていたが、数人が息を切らして駆け込んできたのを見て、中に入れてくれた。感謝。
初冬の午後4時、城は夕日に照らされてやや薄く赤味がかって見える。 |
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「平成の修理」と呼ばれた大天守保存修理工事は、漆喰壁の塗り替えや屋根瓦の葺き直しを中心に約5年をかけて行われた。
外部に現れた全ての表面を漆喰で仕上げる白漆喰総塗籠造(しろしっくいそうぬりごめづくり)という工法が用いられた。消石灰、貝灰、すさ、海藻などを材料とする古代からの伝統工法を継承するもの。薄く何度も塗り重ねることで、その厚さは3pにも及び、これにより火災や風雪から城を守っている。 |
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昭和の大修理前、本来の東大柱の中心線から東南方向に約37p傾いていた。江戸時代の初めは、大柱そのものが建物の重さなどで歪んで変位したようだが、次第に建物全体が傾いたため、多くの支柱を入れて補修してきた。 |