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秋月は。中世以来城下町として発展し、現在も旧城下町の敷地割や道路・水路網などの基本構造がほぼ当時のまま利用されている。町の東・南側一帯煮広がる武家屋敷建築、西・北側を中心とした町家建築、周辺部の要所に位置する寺社建築などの伝統的建造物群、伝統的形式を残す門、塀、石積みなどにより、地方の小城下町としての歴史的景観を伝えている。
<秋月城長屋門>
この門は、秋月藩主黒田家の居城である秋月城の裏手門として使用されていたものである。老朽化に伴い昭和62年(1987)から3年間、保存修復工事及び発掘調査を実施した。その結果、北棟のさらに北側に古い礎石が発見され、原形に近い形(北6間、南7間)での復元がなされた。
秋月城内で唯一現地に残る建物であり、秋月城の面影を最もよく伝えている。 |
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<秋月城本門(黒門)>
この門は、2回移築されている。もとは秋月氏の本城である古処山城の搦手門で、それが秋月藩の成立後(1623)、秋月城の大手門として、現在の秋月中学校前の瓦坂の奥に移されたといわれる。さらに明治13年(1880)、垂裕(すいよう)神社の門として現在の場所に移された。まさにこの門は、中世以来の秋月の歴史を見つめてきている。 |
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福岡藩主黒田長政の三男長興が築城し居城したのが秋月城。陣屋形式の小さな城。城内には秋月中学校がある。 |
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「稽古館の教え」
学問の儀は、治世安民の要道にして、人道の根本とすべきこと。
一、孝弟、忠信、礼儀、廉恥を根本とすべきこと。
一、師弟の親厚く、相門の交睦まじくすべきこと。
一、文武の藝業、油断なく修行いたすべきこと。
一、行儀正しく、もの静かに、勉学に励むこと。
一、衣服、身の回りの道具、質素を常とすべきこと。
一、稽古の面々、時間を厳守すべきこと。
一、素読(通読、遍読、跡読、精読)必ず専一のこと。
一、読書の節は、容貌必ず厳にして、視聴必ず正しくすべきこと。
一、初心の衆、勉学に励む時は、定式を立て置くべきこと。
一、会読は字音字訓を正し、文句をさばき、ことのわけを調べること。
一、輪読の衆は、弁説分明にて、義理滞りなくよくわかること。
一、相門の中の過ちは、相互にただすべきこと。
一、算術の儀は、公務専要につき、間断なく出精すべきこと。
一、師範の面々、依怙贔屓なく心遣い致し、真実手厚く心立てを養い育てること。
一、和禮仕付形の儀は、幼少の内より稽古すべきこと。
朝倉市立秋月中学校 |