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<初期型ボンボン時計>
嘉永3年(1850)〜明治27年(1894)
日本で時計を作ることが出来なかった頃のボンボン時計(初期型)。 米国製の四つ丸・八角合長が多い。器械内部にナット等のネジが一切使われていないものもある。 |
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<古典型ボンボン時計>
明治27年(1894)〜大正初期(1915年位)
1872年の明治改暦後は日本製が開発され始める。明治27年(1894)国産時計の製造が始まる。日本製の八角尾長がほとんど(古典型)。ローマ数字T
X ]、算用数字1 5 10など時代と共に変化していく。 |
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<ロマン型ボンボン時計>
明治末期〜昭和初期
この頃から豪華なドイツ時計が輸入される。表四つ丸・丸尾長・丸型のトーマス型とグレシャム型など八角以外の多種多様な時計が自由に現れる(ロマン型)。大正期はロマン型と実用型が共存する自由な時代である。 |
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<脱ボンボン時計>
昭和30年(1955)以降
ボンボン時計は時打付一週間巻。昭和30年頃から持続時間を延ばす開発が進む。数取り式から本打ち式に変化。ボンボン時計とは呼ばれなくなる。昭和50年代に電池式時計の出現により姿を消していく。ゼンマイ時計の終焉。 |
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<数取式機構>
時針の位置に関係なく、1回→2回→3回・・・・→11回→12回→1回と順に鳴っていく機構です。器械左側上部の歯車によって制御している。
針と連動していない為、時計と打数が一致しなくなる事がある。その時は器械左側の制御棒を押し上げて、針と一致させる。1950年代までは主流で、たくさん使われていた。 |