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太陽の塔は、昭和45年(1970)大阪吹田市の千里丘陵で行われた世界万国博覧会のシンボルとしてお祭り広場に建築された。右肩上がりの高度成長時代に開かれた大阪万国博は、日本中が自信に満ちあふれていた時代だった。大阪万博のテーマ「人類の進歩と調和」であった。そのシンボルが「太陽の塔」(岡本太郎作)だ。
現在、万博の跡地は、万博公園として市民の憩いの場となっている。その中で、今もって健在なのだ。
岡本太郎氏によれば、「進歩とは、現在の投影であり、人類の過去・現在・未来はいつでも身体・精神のうちには一体となって輪廻している」という。生命の根源を見つめなおす場の提供として立てられたのが、太陽の塔であるというのだ。太陽の塔は、いまだに輝きを失っていない。
太陽の塔をいつも前から見ていたので、今回、背面をじっくり眺めることができた。万博のように大勢の人にもまれることもなく。背面がこのようになっていたことを初めて知った。 |
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