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戦後、GHQ(占領中の連合国軍総司令部)の指示により、学校教育における国家主義・軍国主義の色濃い教材は全て削除された。
教科書も、民主主義に基づく新しい教科書ができるまでは、従来の教科書の中で愛国主義や戦争を論じている箇所に墨を塗って使用することになった。
<主な全文削除の教材>
・兵タイゴッコ ・にいさんの入営 ・三勇士 ・菊の花 ・水兵の母 ・源氏と平氏 ・明治神宮 ・志那の子ども ・広瀬中佐
<戦後の教科書>
昭和20年9月〜21年3月 |
8月15日終戦の後、9月から授業は再開されたが、新しい教育内容に沿った教科書の作成が間に合わず、従来の教科書の不適切な部分を墨で塗りつぶして授業が行われた。(墨塗教科書)。
地理、歴史、修身の教科書は廃棄され教えなくなった。 |
昭和21年4月〜22年3月 |
新聞紙のような粗悪な紙に印刷された物が児童に配られ、それを折りたたんで、綴じ合わせて授業で使った。(仮綴じ教科書)。
内容は墨塗教科書とほぼ同じだった。 |
昭和22年4月〜24年3月 |
6・3制の新しい学校制度が始まり、「話す」「聞く」「読む」「書く」を主体に編集された新しい教科書を使うようになった。 |
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