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この移民住宅は長野県出身の久保田安雄氏の入植住宅であった。久保田氏が日本人大工とともに、密林を切り開いて建てた家である。屋根には地元産のスペイン瓦を葺き、2階にはベランダが取り付けられ素朴なスパニッシュ洋式となっているが、日本人大工の手が加えられているため木材の組立て方に和風の工法が混入している。1階が納屋、2階が住居として使われた。
日本人のブラジルへの移民は明治41年(1908)、笠戸丸で渡航した781名が最初である。第2次世界大戦後にブラジル政府が技術移民を受け入れるようになるまで、日本人移民は主にサンパウロ周辺でコーヒー栽培に従事した。登録有形文化財
旧所在地:ブラジル・サンパウロ州レジストロ
建設年 |
大正8年(1919) |
解体年 |
昭和49年(1974) |
移築年 |
昭和50年(1975) |
建築面積 |
25坪 |
構造 |
木造2階建 |
寄贈者 |
久保田安雄 |
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