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<旧神居古潭駅舎>
明治23年(1890)、北海道の内陸開発の拠点として旭川村が設置され、明治31年(1898)7月16日には空知太(現在の滝川)から旭川まで鉄道が開通した。
当駅は、明治31年(1898)12月3日に神居古潭簡易停車場として設置、明治36年(1903)5月15日に神居古潭駅となった。
この駅舎および便所は、明治43年(1910)に建設された。その後、大正末期から昭和初期にかけて一ないし二度の増改築が行われたと推定されるが、建設当初の遺構はよく残されている。
昭和44年(1869)9月30日、函館本線の納内〜伊納駅間がトンネル化されたことにより、神居古潭駅は廃駅となったが、明治期の数少ない駅舎建築として貴重であることから、平成元年(1989)に廃駅時の姿形をもとに復元を行った。
建物は、典型的な小規模駅舎建築であると同時に、明治期における西洋建築意匠導入時の特徴を残す数少ない現存例であり、道央・道北の鉄道発展史を考える上でも貴重な例である。(旭川市指定文化財) |
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かつて線路が通っていた所は現在サイクリング用の道に整備されている。また、トンネルは、旧函館本線神居古潭トンネル群として、土木学会選奨土木遺産に指定され、保存されている。 |
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駅舎横の復元された便所と蒸気機関車の動輪のモニュメント。最下段の画像は、昭和30年代の神居古潭駅周辺の景観。 |