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この門は網走刑務所赤煉瓦門塀製作開始の大正8年(1919)に一番最初に着工した門です。その後5年かけて受刑者がこつこつと煉瓦を積み上げ大正13年(1924)に延長1,080mの赤煉瓦塀を完成させた。
以来平成5年(1993)の9月まで70年間にわたり網走刑務所裏門として受刑者が塀の外の作業場(農場・養豚場等)に出かける時に通るのがこの門であり、いかつい正門とは違い、この門をくぐり抜けると外に出られるという、受刑者にとっては解放感を味わえる門だったことでしょう。
老朽化のため門を立て直す際に、博物館網走監獄が譲り受け復原した。 |
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この笠石は、網走刑務所の山から切り出した凝灰岩です。通称網走軟石と呼ばれている。網走刑務所の建物に建築材として使用されていた。囚人たちが採掘から加工まで行ったものです。展示している軟石は、大正8年(1919)に笠のように削り裏門頂部に載せたもので約400sの重さがある。 |
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