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この舎房は明治42年(1909)の火災で焼失後、それまでの並列型の舎房に代わって、明治45年(1912)に再建された放射状の旧網走監獄・舎房です。 |
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中央見張りを中心に雑居房・独居房・鎧格子・矢筈格子といった独特の建築技法を採用し、昭和59年(1984)9月まで使用されていた。明治時代の獄舎の名残を完全にとどめる舎房として国内最大規模で、ことに木造では現存する我国最北端の監獄して学術的に貴重なものとされている。国指定重要文化財。 |
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<舎房内の暖房>
厳寒の網走では、暖房器具の設備は、特に重要です。網走監獄においても、開設当初は、このような薪ストーブを使用して暖をとっていた。その後、時代と共に石炭スト−ブ、石油ストーブ、スチーム暖房と近代的に整備されてきた。
第5舎58mの長い廊下には、ストーブ2台設置されていた。設置については、均等に温かさが伝わるように非常に神経を使い位置が決められたものだった。
この薪ストーブと煙突は網走刑務所に当時使用されていたものと同じ物の製作を依頼し、受刑者が仕上げたものである。 |