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歩兵十八聯隊は、明治17年(1884)に名古屋で新設され、吉田城跡に兵舎の建設が進められた。明治18年(1885)4月には大半が出来上がり、明治20年(1887)5月までには移駐が完了した。現在の豊橋公園、豊城中学校、豊橋市役所の辺りがその場所になる。
戦後、施設の多くは取り崩されたが、門や哨舎・弾薬庫・灰捨場・碑などに僅かに往時を偲ぶことができる。 |
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<弾薬庫>
コンクリート製の弾薬庫。床下は換気が配慮されており、屋根は爆発しても爆風が抜けるような簡素なつくりになっている。 |
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<灰捨場>
煉瓦造りで、上部に丸い穴が空いており、裏側から灰を掻き出して掘に落とすようになっている。 |
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<西門門柱>
明治18年(1885)の聯隊創設時は営門(正門)として使用された。煉瓦造りの門柱で笠石は花崗岩でつくられている。国道1号線の工事に伴い現在の
場所に移設された。 |
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<正門と哨舎>
明治31年(1898)に新設された営門で、当初は木製だった。現在は昭和10年代に造られたコンクリート製のものが残されている。 |