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五街道の一つである中山道は、草津宿で東海道と別れて近江を北へと走り、醒井宿に入る。江戸から61番目の宿駅となる。この醒井宿には、長い歴史をもつヤマキ醤油店、古い屋敷跡などが立ち並ぶ。本陣跡は今は旅館になっているとのこと。
醒井宿・中山道脇の賀茂神社の鳥居の下から湧き出す水が「居醒の清水」として知られ、初夏から晩夏にバイカモが咲く。また日本武尊の伝説も伝えている。問屋場跡の建物と国登録文化財の旧醒井郵便局が、醒井宿資料館として利用されている。バイカモが群生する地蔵川に沿って趣のある街並みが続いている。
<お茶壺本陣跡>
お茶壺道中は、将軍が年間使用するお茶を献上するため、山城国・宇治より運んだ行列である。中山道・近江路でのお茶壺行列の宿泊駅は、守山宿と醒井宿であった。醒井宿の「お茶壺本陣」は旅籠・越後屋にあり、専用の門や書院、書院にはお茶壺を置く上段の間が設けられていた。 |
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