宿場名物 |
染飯(瀬戸・藤枝)
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走井餅(大津・大谷) 柏もち(白須賀宿) |
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甘酒(御油宿) たまごもち(由比宿) |
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とろろ汁(丸子宿) 子育て飴(金谷宿) |
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姥が餅(草津宿) 関の戸(関宿) |
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お茶(土山宿) 蟹が坂飴(土山宿) |
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亀の尾(亀山宿) 焼き米(庄野宿) |
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焼蛤(桑名宿) 八丁味噌(岡崎宿) |
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栗もち(見附宿) 振袖餅(掛川宿) |
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蕨餅(日坂宿) 小まんじゅう(島田宿) |
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安倍川餅(府中宿) 追分羊羹(江尻宿) |
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かまぼこ(小田原宿) 梅干・しそ巻き梅干(小田原宿) |
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江戸時代、街道筋の宿場や立場などでは、その土地特有の名物があり、目的地や道中で、それぞれの名物が売られ、味わうことが旅の楽しみのひとつだった。名物は、その多くが饅頭や餅のほか、田楽、麺類が多く、街道を行く旅人の空腹を満たすとともに、その美味に舌鼓をうっていた。(滋賀県甲賀市土山町の東海道伝馬館にて) |
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蕨餅(日坂宿) 染飯(瀬戸村) |
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<蕨餅>(わらびもち)
小夜の中山の西。日坂宿の名物。わらび餅といえば、現在では冷やして食べるのが一般的であるが、当時は蒸したてを温かいうちに食べてという。
<染飯>(そめいい)
藤枝宿の西にある瀬戸村の名物。クチナシで染めた強飯をすり潰して薄くして乾燥させたもので、一種の携帯食品。 |
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十団子(宇津ノ谷峠) 淡雪豆腐(岡部) |
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<十団子>(とうだんご)
古くは小さな餅を10ずつすくい取って旅人に食べさせたといわれるが、のち小さな団子を数珠のように連ね、魔除けとして使われるようになった。丸子・岡部の間、宇津ノ谷峠の名物。
<淡雪豆腐>(あわゆきとうふ)
淡雪豆腐は柔らかく仕上げた豆腐。岡部の名物。茶飯や香の物といっしょに出されていたらしい。 |
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焼蛤(小向・富田) 柏餅(白須賀宿) |
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<焼蛤>(やきはまぐり)
桑名や四日市宿へ向かう小向・富田などでは焼蛤が名物。浮世絵では店頭に台を出してハマグリを焼いている。
<柏餅>(かしわもち)
柏餅を売る茶店は、浮世絵では二川の画題として取り上げられることが多いが、実際には遠州白須賀宿の猿ヶ馬場で売られていたもの。
(愛知県豊橋市の二川宿本陣資料館にて) |
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